人材紹介会社の「転職相談、就職相談」とキャリアコンサルティングの違いとは?

キャリアコンサルタントとは?

キャリアコンサルタントに求められる能力・知識とは?

人材紹介会社の「転職相談、就職相談」とキャリアコンサルティングサービス(キャリアカウンセリングサービス)の違いに関して

転職、就職する際には、ハード条件とソフト条件を明確にしましょう。

転職、就職する際にハード条件だけで転職、就職するのではなく、ソフト条件を明確にしたうえでソフトとハード両方を考えたうえで転職、就職活動をすることが重要です。

ハード条件職種
業種
休日・休暇
勤務地
福利厚生
ソフト条件【自己理解】
どのように生きていきたいのか?
自分の価値観(自己概念)とは?
自分の興味関心が強いのは?
       ↓
どのようなことを優先させて生きていきたいのか?
どのような環境で働きたいのか?

人材紹介会社ではハード条件の確認をした上で転職先の紹介斡旋サービスがほとんど!!

転職、就職相談は人材紹介会社が中途、新卒向けに提供しており利用者も年々増加していますが、人材紹介会社のほとんどはハード条件のみで職業マッチングを行っている企業様がほとんどです。背景としては、人材紹介会社のビジネスモデルが、転職希望者が実際に企業に入社した際に、企業から年収約30%の報酬を受け取るという形になっており、面談実施してからの決定率が5%~10%程度なので、一人のカウンセラーが多くの転職希望者を担当せざるおえず、 面談は通常1時間程度の1回のみで、これまでの経歴や転職理由、転職先の条件などのすり合わせと企業紹介で面談が終わってしまうことがほとんどのためです。

一方、ソフト条件を明確にするためには非常に時間がかかります。人によってまちまちですが、1時間程度の面談を3回~5回は必要になります。
※面談を複数回実施し、ソフト条件に関しても丁寧に支援している人材紹介会社もあります。

人材紹介会社の「転職相談、就職相談」は、どのように生きていきたいのか?自分はどのような価値観を大切にしているのか?などの自己理解の部分が明確になっており、自分のハード条件に合致した転職先を紹介斡旋してほしい人に向いたサービスです。

※また、人材紹介会社は紹介手数料を企業からもらうビジネスモデルであり、企業が採用したいと考えた場合は企業の代理人として転職、就職相談者と対峙しなければいけないため、中立的な支援が難しいと言われています。

キャリアコンサルティング(キャリアカウンセリング)とは?

キャリアカウンセリングとは?
前世紀初頭アメリカにおける就職支援の理論、方法として発生。その後学校教育における進路指導に取り込まれ、今日までわが国における職業指導、職業紹介、学校進路指導、キャリア教育に大きな影響を与えた。

①自己理解:進路や職業,キャリア形成に関し,クライエントが自分自身を理解するよう援助すること。
②職業理解:進路や職業,キャリア・ルートの種類と内容をクライエントが理解するよう援助すること。
③啓発的経験:選択や意志決定の前にやってみることを支援すること。
④カウンセリング:キャリア・カウンセリングを行い,意志決定を援助すること。
⑤方策の実行:意志決定したことを実行するよう援助すること。
⑥追指導・職場適応:これまでのガイダンスを評価し,クライエントの職場適応を援助すること。

キャリアコンサルティングとは?
産業・職業構造の変化,労働者意識の変化,労働移動の多様化などに対応して,「労働者の職業生活設計に即した自発的な職業能力開発(キャリア形成)を効果的に行う」雇用政策として,わが国が立ち上げたものである。

キャリア・カウンセリングとキャリア・コンサルティング 日本労働研究雑誌 出典

※キャリアコンサルタント
2016年4月1日施行 「職業能力開発促進法の一部改正」により創設され、「従業員は自らが職業生活設計(キャリアデザイン)を行い、これに即して自発的に職業能力開発に努める立場にあること」と、「事業主が労働者の取組を促進するために、講ずる措置として、キャリアコンサルティングの機会を確保し、その他の援助を行うこと」が規定されました。

※キャリアとは
過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。

キャリアコンサルティングサービス(キャリアカウンセリングサービス)比較おすすめ8選!!特徴と料金比較!!無料サービスと有料サービス!

有料キャリアコンサルティングサービスが日本では浸透していない

日本社会では個人が有料でコンサルティングサービスを受ける文化が残念ながら浸透していません。転職、就職という人生の大きな転機を左右する意思決定において、特に有料キャリアコンサルティングサービスの活用があたりまえの社会になることを願っています。 少しでも興味を持たれた人は、無料のサービスもありますので、是非キャリアコンサルティングサービスを利用してみてください。

Facebook マーク・ザッカーバーグCEOのハーバード大卒業生へのスピーチを最後に共有させていただきます。

「『人生の目的を見つけなさい』というような、よくある卒業式のスピーチをしたいわけではありません。僕らはミレニアル世代だから、そんなことは本能的にやっているはずです。自分の人生の目標を見つけるだけでは不十分で、僕たちの世代にとって大切な課題は、『誰もが人生の中で、自らの存在意義を持てる世界』を創り出すことなのです」

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